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常石敬一「原発とプルトニウム パンドラの箱を開けてしまった科学者たち」phpサイエンスワールド新書

レントゲンによるX線の発見から原爆、原発開発までの核化学の発見に生きた科学者達の物語。

全編が重要で全て記載したいが、指間接と肩がもたず法律がそれを許さないだろう。

なので、どのような事情があろうと未来に生きる我々が決して忘れてはならない文章だけを抜粋する。

p263
技術的考察や経済効率の問題以外に、国防という観点で、核武装というオプションを残すべきだ、と考える人がいるかもしれない。しかし日本が核武装することの日本にとってのデメリットを、米国の著名な軍事戦略家の一人R・ヒルズマンは、「日本の全土を壊滅するにはきわめて少量の核があればいい。日本は単に地形的な理由で、わずか6発前後の核でいい」と指摘している。
米国にたいしてだと300~400発が必要だという。米国以外に核を持つ意味が多少ともあるのは、ロシア、中国、ブラジル、それに留保つきでインドを挙げている。
どこも領土の広いという意味では大国だ。
日本のように地理的に小さな国が核武装することは意味がないし、後で見るが、日本政府も言うように無用の緊張を高めるだけだ。
したがって「日本にとって独自の核抑止力を構築することはまったくもって意味がない。私の知るまともな戦略家でこれ以外の結論に行き着いた者はいない。この論理が分からないのは、おそらく日本の政治家くらいだろう」と結論している。
ヒルズマンはケネディ政権時代に国務次官補や国務省情報調査局長を務め、その後コロンビア大学の教授となった人物である。
ヒルズマンの指摘は1960年代前半だが、60年代末から70年にかけての佐藤内閣時代、日本でも日本の核武装の可能性を問う研究が行われた。その研究の報告は、「日本の核政策に関する基礎的研究」1部および2部としてまとめられたと「朝日新聞」が1994年になって報じた。
その研究報告は、「単にプルトニウム原爆を少数製造することは可能で、また比較的容易だろう」としているが、日本に固有の核戦略上の問題について、ヒルズマンと同様の結論に達している。

日本が中途半端な核武装を行うならば、抑止に失敗して核攻撃を受けるかもしれないということを十分に考慮に入れておく必要がある。
日本は核攻撃に対してきわめて脆弱な体質を持っている。総人口の50.1%が、総面積の18.9%を占めるに過ぎない東海道メガロポリスに集中し(68年10月現在)、主要産業もその地域に集中している現状にあっては、たった一発の水爆の爆発をも許容することは出来ない。

2部にわたる「日本の核政策に関する基礎的研究」の最終結論はこうだ。

日本は、技術的、戦略的、外交的、政治的拘束によって核兵器を持つことができないのであるが、そのことは日本の安全保障にとって決してマイナスとはならないだろう。核保有国となることによって、例え国威を宣揚し、ナショナリズムを満足させることが出来たとしても、その効果は決して長続きすることが出来ないばかりでなく、かえって新しいより困難な拘束条件を作り出してしまうからである。
核兵器の所有が大国の条件であると考えうる時代はすでに去った。核時代におけ新しい大国としての日本は、国家の安全保障の問題を伝統的な戦略観念からではなく、まったく新しい観点から多角的に解決していかねばならぬよう運命付けられているのである。


p256
核燃料サイクル
安全装置が講じられ、環境に影響することはない、と多くの場合説明されてきた。しかし一般に言われるのは、施設が出す放射性物質で見ると再処理工場は「原発一年分を一日で出す」ということだ。原子力発電所も再処理工場も微量だが放射性物質を出す。
そしてそれを国(経済産業省【原子力安全・保安院】)は認めている。国は、発電所や再処理工場の運営者による、放出量予測の自己申告を審査し、国の基準以下であればそれを「放出放射能管理値」として受け入れ、発電所や工場の建設・運転を認めている。ところが、原子力発電所と再処理工場では、排出量が桁違いとなっている。表3は、「日本原燃」が2001年に修正申請した「六ヵ所再処理工場事業許可申請書」を、グリーンピースが分析した結果である。

大飯原発1基当たり 一年合計 925.06 TBq
(プルトニウムなどアルファ線核種 ― )
六ヶ所再処理工場  一年合計 349900.4208 TBq
(プルトニウムなどアルファ線核種 0.0038TBq)


素人感想:
バカタレのコメンテーター(職業か?)が時々核武装を言うけれど、戦略的にも受け入れることは×なんだ。もちろん心理的、倫理的にありえない。そして、管理のずさんなわが国で持つには危なすぎる。どこに置くのだ。
責任感のないコメンテーター風情が軽々しく口にする問題ではない。

原発の煙突や廃液から流れ出るものは大丈夫なのかと思っていたら、原発もテラ単位の放射性物質を出し続けていた。
原発周辺に遺伝的変異が発生しやすいというレポートをみたが、こういうことなんだろうか。
原発周辺の魚介類も放射性物質が蓄積しているのだろう。
国は1秒でも早く、食品の放射性物質の測定を義務付けて欲しい。ヤンバダムと整備新幹線をやめれば相当できるだろう。お金の問題じゃない。命の問題。国民の生命と財産を守ることが国の最大の使命だろう。

あと、人間の内部被爆はWBC(ホールボディーカウンター)では分からない。意味がないという話があります。

東電や政府にいいようにあしらわれないために知っておきたい話

浪江のコンクリから線量出るのは当たり前で、想像力と実行力の両方ないのが今の国家公務員か。
出してた業者も分かっているわ。むしろさっさと捌きたかったのが本音だろう。
さっさと食品調査を義務付けないと、海外品のほうに安心感がある今、逆効果だと気づいて欲しい。
業者は規制がないことをいいことに、安く買って売りばら撒いている。

■素人■
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  1. 2012/01/29(日) 23:57:22|
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