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戸堂康之著「途上国化する日本」

p12
日本経済の惨状を理解するために、まず1960年から2008年までの一人当たり名目GDP(ドル建て)の推移を諸外国と比べてみよう。GDPは国民総生産のことであるが、大雑把に言うと国民の所得をあらわすものであり、一人当たり名目GDPは国民の平均的な所得レベルを表すと考えられる。
日本の一人当たり名目GDPは、1970年代初めには早くもイギリスを追い越し、1980年代後半にはアメリカをも追い越して、「欧米に追いつき追い越せ」を達成している。その後、1990年代半ばまでは日本と英米との差は広がっていき、1995年には日本の一人当たり名目GDPは4万2000ドルとなり、実にイギリス(2万ドル)の倍以上、アメリカ(2万8000ドル)の1.5倍に達した。
しかし、バブル崩壊後の停滞によって、1990年代後半には早くもアメリカに逆転され、最近ではイギリスにも追い抜かれている。2009年には、アメリカが4万6400ドルなのに対して日本は3万9700ドルと、日本の所得レベルはアメリカの8割5部程度でしかなくなった。
 しかし、実はドル建ての名目GDPだけでは、必ずしも各国間の所得レベルを正確に比べられない。なぜなら、各国の価格レベルが違うからだ。例えば、日本人が名目値でアメリカ人の2倍の一人当たり所得があっても、日本でのものの値段がアメリカの2倍なら、日本人の所得で買える物の量はアメリカ人が買える量と同じになってしまう。
 だから、各国の実質的な所得レベルを比べるためには、価格差を調整した「購買力(平価)調整済みGDP」と言うのを使うことが一般的である。例えば、日本人の一人当たりGDPが400万円で為替レートが1ドル=100円とすると、一人当たりの名目GDPは4万ドルとなるが、日本の物価が平均的にアメリカの2倍であれば、一人当たりの購買力調整済みGDPは2万ドルとなる。
 この一人当たりの購買力調整済みGDPを計算するのは、各国の物価についての詳細なデータが必要なのでそう簡単では無いが、ペンシルベニア大学の国際比較センターが1950年から2007年まで、世界銀行が1970年から2009年までのデータを計算して、それぞれのウェブサイトで公開している。
 これらのデータを下にして、日本の一人当たりの購買力調整済みGDP(ドル建て)を、アメリカを100として表したのが図1-1である。筆禍うのため、シンガポール、韓国についても示している。これを見ると、日本の一人当たりGDPは1950年から1970年までに急激にアメリカとの差を縮め、そのペースは鈍ったものの1970年以降も追撃した結果、1991年にはピークに達し、アメリカの89%の所得レベルを達成した。しかし、その後所得レベルの対米比率は急速に悪化し、2009年には71%となってしまった。これは実に1970年と堂レベルである。相対的に日本経済は、日本万国博覧会が開催された40年前と同じ位置に立っているのだ。
 しかも、注目すべきなのは、バブル最盛期でも実質的な所得レベルでは日本はアメリカを追い抜いたことは無かったことだ。簡単に言えば、バブル期に日本の所得レベルがアメリカをはるかに凌駕したように思えたのは、当時の円高のせいでドル建てにしたときかさ上げされてしまっていたからなのだ。バブル期に海外に行った読者はすべてが安く感じたことを覚えておられるだろう。逆に言えば、日本の物価がそれだけ高かったのだ。そして、そのせいで名目GDPが大きくなっていたに過ぎない。

・・・
ちょっとすきゃなの調子が悪く、図画入れられませんでしたが、文章だけでも言いたい事は分かるかと思います。バブル期でもアメリカに負けていたってのはショックですね。マスメディアが植えつける無責任な価値観や印象はたち悪いですな。これにアップするより読むほうが早く机に溜まるばかり。
アジアカップ面白いですね。香川タッチ柔らかいですね。久しぶりにワクワクする選手です。

■素人■

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  1. 2011/01/23(日) 09:49:14|
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